今回は、Illustratorの機能の1つである、整列についてご紹介いたします。

例えばウェブサイトのデザインを考えるとき、デザインカンプを描画ソフトを使ってデザインしますが、ここでピクセル値を正確に指定できていないと、実際にウェブサイト制作の段階になって、

 

レイアウトにズレが生じてしまった。

 

なんてことが多々あります。そこで、デザインの段階で正確なレイアウトを行う時に活躍するのが、「整列パネル」です。今回は、整列パネルを使って、整列の基礎をご紹介しましょう。

今回は、サンプル用にこのようなオブジェクト群を用意しました。現段階では、まだ高さがバラバラです。これを、整列パネルを使って高さを合わせたいと思います。

はじめに整列させたいオブジェクトを選択ツールで全て選択します。

全てを選択する方法は、全てのオブジェクトを囲うようにドラッグするか、オブジェクトを1つずつ、shiftキーを押しながら選択するか、どちらでも可能です。

全てのオブジェクトを選択できたら、上の図のようになります。

そして、次に基準とするオブジェクトを決定します。決定方法は上の状態から基準としたいオブジェクトをもう1度クリックするだけです。

クリックすると、下の図のように基準オブジェクトが太い青線で囲われます。

この状態まで出来れば、次はいよいよ整列パネルを操作します。ここでは、上下を揃えたいので、整列パネルの「垂直方向中央に整列」を使います。

クリックしてみると・・・・?

はい、できました!

このように、簡単にオブジェクト群を整列させることができました。

整列パネルは、例えば、オブジェクト(画像)と文字列を組み合わせたいときも便利です。オブジェクト(画像)の中央に文字を持ってきたい時にも、整列パネルを使えば、

このように、簡単に中央に文字列を配置することができます。

他にも、整列パネルの右下「●●●」マークをクリックすると詳細オプションが表示されます。

整列オプションの等間隔に分布を使えば、オブジェクトとオブジェクトを等間隔に配置することもできます。

デザインカンプ作成時の、ナビゲーションバーの間隔を指定する時等に大活躍です!是非是非使ってみてください!